シェアリング社会への道のりを阻害するもの

「関東地域の某野球場の周辺の渋滞、混雑の緩和のために、akippaの活用の可能性について説明してほしい」。そんなご依頼があって、先週末お訪ねしました。

球場の周辺には住宅街はないのですが、北西方向に徒歩10分ほどすると、昔からの住宅街が広がっていて、試合がある日は、ここに不法駐車や、渋滞の”被害”が止まないのだそうです。

 

私が約20分ほど、周辺を歩いただけでも、自宅駐車場以外に20近い”空きスペース”が確認できました。単に割合だけ見ても、200~300スペースはあるのだと感じますし、そのエリア内にもあまり稼働していないようなコインパーキングや月極駐車場もありました。

夜、地域の方への説明会を行いましたが、参加者は40名ほど。この手のご依頼からするとかなり多いと思います。説明会では地域でakippaに登録する方を募る方法をとりました。

この場合、だいたい5%くらいが希望されるので10~15は希望がある計算になりますが、実際はそうはなりませんでした。

 

町会長の話では、意義がでたそうです。つまり、町会の機能を1民間会社のメリットに使うべきではないという意見だったようです。町会がなにかの目的で1民間会社からものを購入したり、利用するのは普通のことですし、そもそもの理由である、渋滞や不法駐車の緩和にはまったく触れられません。

最終的には、駐車場業からの何らかの飴と鞭があったということを認められました。

このような例は全国的にも多いのですが、こうしたこと、つまり地域と業者の癒着のようなことが、わりとあるものです。シェアリング社会への移行には、まだまだ障害はついてまわるようです。